衆院解散、知事・大阪市長選挙の報道にあたって

2026年1月14日
カジノに反対する大阪連絡会事務局長 荒田 功

衆院解散、知事・大阪市長選挙の報道にあたって(談話)

 高市早苗首相が1月23日に召集予定の通常国会冒頭で、衆院を解散する意向を示したことを、マスコミ各社が報道しました。解散した場合、衆院選の投開票日は2月上旬が見込まれます。
 衆院議員の任期は4年ですが、現衆院議員の任期は半ばにも達していません。政治的空白を招く衆院解散を強行する大義はどこにもありません。物価高騰により困窮する国民生活の維持・向上に必要な2026年度予算案の審議に入らず、衆院を解散することに強い憤りを覚えるものです。
 通常国会が行われれば、「政治とカネ」問題や「旧統一協会との癒着」、さらに台湾有事をめぐる国会答弁による日中関係の悪化など、高市首相の責任が大きく問われることになり、これらの追及から逃れるための解散であることは明白です。
 自民党は一昨年の衆院選と、昨年の参院選で大敗し、公明党に代わって日本維新の会と連立政権を組み、高市首相が就任しました。首相が解散をしようとするのは、内閣支持率の高さを頼みにして、行き詰まりを反動的に打開しようとしているのです。
 国民の暮らしや国際平和など、国内外にある課題を棚上げし、うわべの「高市人気」で政権基盤の強化を目論むことは、まさに党利党略と言わなければなりません。
昨年の参院選後、衆院議員定数削減や「スパイ防止法」「国旗損壊罪」制定など、戦争国家づくりが加速してきましたが、平和憲法を守るための奮闘することが求められています。
 1月13日夕方には吉村知事・横山市長が3度目の「大阪都構想」の住民投票実施の民意を問うとして、共に辞職して総選挙と同日投票での選挙を検討していると述べました。
 吉村知事は2020年11月に実施された住民投票の直後に「僕自身が大阪都構想に政治家として挑戦することはありません」と明言しており、自らの発言に責任を持たない不誠実な政治家の典型です。また、維新議員による「国保のがれ」や政治資金からキャバレー・ガールズバーの支払いをするなど「身を切る改革」の本質が次々と明らかになるなかで、その追及を逃れるための不祥事隠しであり、税金のムダ遣いそのものです。
 カジノに反対する大阪連絡会は、府民・市民いじめの維新政治を追い詰める大きなチャンスにするとともに、夢洲のカジノ計画が大阪を破壊するものであることを府民に広げ、国民本位の政治実現と、庶民のまち大阪の元気を取り戻すため全力をあげるものです。

以上

学習会「カジノのマイナス経済学」講演2(2025.10.7.)

学習会「カジノのマイナス経済学」講演2(2025.10.7.)
「我が国のギャンブルコストについて」
「環境問題をテーマにした台湾の反賭博運動」
講師 新川眞一さん(司法書士、大阪いちょうの会事務局次長、大阪府ギャンブル等依存症対策推進会議委員)

新川さんの講演で紹介されている台湾の取り組み
カジノにNOの審判を下した台湾
(環境問題を重要テーマにした台湾の反カジノ運動)
にいがわしんいちYouTube
https://www.youtube.com/watch?v=uHRWNTiakN8

国と大阪府・大阪市に向けた2つの署名にとりくんでいます

国と大阪府・大阪市に向けた2つの署名

国と大阪府・大阪市に向けた2つの署名にとりくんでいます。Web署名はこちら

国に向けては、①認定を取り消すこと。②カジノ免許を付与しないことの2点。【国あて要請署名のダウンロードはこちら(PDF)】

府・市に向けては、①カジノ誘致計画の撤回・中止を、②情報公開を徹底し、府民と双方向の対話の場を設けることの2点です。
大阪府・大阪市あて要請署名のダウンロードはこちら(PDF)】

署名は国・大阪府市に提出しますので連絡会までお届けください。

web署名はこちら

学習会へ講師派遣いたします

学習会をしましょう。小規模でも学習会の講師を派遣いたしますのでご相談ください。【動画と資料はこちらのページ

カジノ・IRの「経済波及効果」は

府民・市民生活とは無縁

「経済成長の起爆剤」「カジノを開設すれば、海外から観光客を呼び込み、地域経済を活性化させる」。カジノ推進派の主張です。国策として、また、維新の目玉政策として反対を押し切って進めるカジノ計画は、本当に経済を元気にするのか?
 この日、桜田照雄教授(阪南大学・写真)は、「経済波及効果はあるが、それは、限られた企業と限られた人たちのみ」と断じました。
カジノIR事業を進める合同企業には、MGMやオリックスの他、関西の主要な企業が参加しています。カジノ施設や大規模ホテル建設に投資し、儲けを手にする事業者たちです。その一方で、来場者の約2%がギャンブル依存症にり患します(MGMの社長の発言)。庶民からギャンブルでお金を巻き上げ、カジノ業者、大企業だけが儲けるのが「経済波及効果」の実態です。
※ 下の図は、愛知万博の経済効果を閉会後に公表したもの。
  ほとんどが公共事業、建設・土木事業に集中している